何百万人のヒ素中毒者を救うために使われたスピルリナ

スピルリナは、ヒ素中毒の人々に強力な効果があることがわかっています。これは、バングラデシュの地下水の大部分に、最近発見された汚染から、研究されました。

 

これまで、バングラデシュの医者は、瀕死のヒ素中毒患者の治療を、事実上どうすることもできませんでした。バングラデシュの研究者は、3ヶ月間の病院で行った研究で、33人の患者にスピルリナを与え、17人にはプラセボをあたえることを実施しました。その結果、スピルリナを摂取した82%が、驚異的な改善を示したのです。

 

専門家たちは、1800万人以上の人々が、最終的にヒ素中毒で死に直面する可能性があることを恐れています。急性期のヒ素中毒は、肝臓ガン、肺ガン、小腸ガン、胃ガン、および腎臓ガンを引き起こします。

 

バングラデシュ当局は、約7,000万人の人が、ヒ素中毒になる危険性があること、また代わりの水源の捜索は進行中であると言っています。ヒ素は、64地区のうち59地区の掘り抜き井戸で見つかりました。主要な研究者たちは、何の異論もなく、ヒ素中毒患者の治療にスピルリナをお勧めします。ヒ素汚染の原因は現在分かっていません。

Spirulina Powder on Spoon

また、ヒ素はアメリカ合衆国西部でも高レベルです。私たちの解毒の研究における、個々の血液検査では、アメリカ西部の治験者のヒ素が高レベルを示しました。

 

また、解毒の研究において、すべての日本の治験者にも高レベルのヒ素を見ることができました。90日の解毒後、治験者たちのヒ素の量は、約40%減りました。

 

スピルリナのサプリメントは、エキスではなくホールフードで含まれていること、そして安全で清潔な生育環境に由来していることが重要です。これにより、ビタミンやミネラルと一緒に、食べ物に自然に含まれている共同因子や酵素を全て確実に受け取るのを助けてくれます。しかし、たいていの海藻や多くのスピルリナの自然の供給源は、今汚染されています。

 

私たちは、サプリメントに使う前に、全てのスピルリナのサンプルをテストしています。ここで、最高の基準を満たさないものは使いません。

 

スピルリナは完全なスーパーフードであり、「ネオクレンズ」のすばらしい原材料のひとつです。

 

「ネオクレンズ」の詳細はこちらからどうぞ。http://www.neocleanse.net/jp/

 

放射線の人間への影響 基礎編

放射線の人間への影響 基礎編Radiation on DNA

ロバート・ギブソン医師

私たちは懸念すべきことがたくさんあります。「低レベル」の放射線は安全だという人がいる一方、専門家が安全な放射線の量などないと言っています。放射線被曝についていつ懸念すべきか、決断しやすくしましょう。私たちは、この記事で事実を提供します。もしあなたが、「低レベル」の放射線の影響で意見が割れている理由を示す追加の情報が欲しいのなら、「放射線の議論」というタイトルの記事にすでに書きましたので、そちらをお読みください。(記事のリンクはこちらからどうぞ。http://newbraincell.com/blog/?p=881)放射線は、病気の「完璧な嵐の法則」に従っていることを忘れないでください。同時に起こる複数の危険因子が重なることで、単独の問題よりも病気の原因になるのです。ほとんどの場合、一度に集中する多くの原因を問題視すべきなのです。問題を解決するには、それぞれの問題に対しての注意すべき適切な水準をしっかり見定める必要があります。

さあ、始めよう!

電離放射線(または、単に放射線)は、原子から電子を弾き飛ばすことができるほどの、たくさんのエネルギーを持っています。電離放射線は、生物の原子に影響を与えることができます。組織と遺伝子中のDNAにダメージを与えることにより、健康被害をもたらします。細胞内の化学変化を引き起こし、ダメージを与える十分なエネルギーをもっています。死んでしまう細胞もありますし、一時的、または永久的に異常な細胞になる可能性があります。体内の細胞の遺伝物質(DNA)にダメージを与えることによって、放射線はガンを引き起こします。幸いなことに、私が開発したクエストグループの解毒サプリメント「ネオクレンズ」は細胞のダメージの修復に、非常にすぐれています。細胞へのダメージの程度は、臓器と同様、暴露の時間と量により決まります。

放射線についてはたくさん研究されているので、確信を持って言えることがいくつかあります。1,000レムのように、非常に大きい放射線量の場合には、病気が重症になり、短時間で死亡する危険性があることを多くの人が知っています。今回の記事では、「低レベル」の放射線に長期間さらされることについて、詳細に焦点を当てていきます。これは、人口のかなり多い部分に影響を及ぼします。何百万人の人々が、この情報を知ることによって、危険な運命から救われることができるでしょう。

放射線量と危険性:

単位「レム」(またはシーベルト)は、放射線を受けた量を示すのに使われます。どのくらいの放射線エネルギーが体内に吸収されたかの目安を示すことを知っていれば十分です。吸収された合計のエネルギーと、どのくらい体が影響を受けるかが、安全な限界を決める基準です。以下に示す限度は、何千人もの人間の命を犠牲にして決定されました。

1レム=10ミリシーベルト(mSv)

  • 短期間に1レム受けても、目に見える影響はないでしょう。長期間さらされると、人の細胞に変化を引き起こすでしょう。幼児、子供たち、妊婦や授乳中の女性は、すべてのレベルでもっとも危険にさらされています。
  • 短期間に2〜10レム受けると、遅延の健康への影響があり、ガンになる可能性が増えます。慢性的にさらされていると、流産、出産時異常、知能発達の遅れ、発育不全、発育遅延、小児ガンの発生が増加します。放射線被曝による遺伝病が伝わる危険性が増加します。
  • 短期間に10〜50レム受けると、血球の減少、白内障を引き起こします。10レム以上では、放射線量に応じてガンになる可能性が増加します。妊娠や乳児の発達に関するすべての問題が大幅に増加します。
  • 短期間に50〜100レム受けると、幾つかの目に見える健康への影響が起こります。長期間ではガンになる可能性が増加します。すべての高い放射線量では、適切な放射線のデトックスが実行されなければ、ガンを引き起こすでしょう。
  • 短期間に100〜500レム受けると、24〜48時間以内に吐き気、下痢、嘔吐を引き起こします。脱毛と食欲不振が一週間以内に起こります。生存のためには、医療が必要です。このレベルの放射線にさらされた人の半数が、治療をしなければ死にます。
  • 1 短期間、または長期間で1,000レム受けたら、すぐに目に見える健康への影響が現れ、2〜3日で死亡するでしょう。

 

私たちはどのように放射線にさらされているか?

原子力発電所で働いているか、近くに住んでいる人、または病院従事者は、一般的に最高量の有害な放射線にさらされています。しかし、損傷した福島の原子炉から漏れている放射線は、何百万人もの人々を危険なレベルの放射線にさらしています。直接の暴露は、近くの地域を避難することによって制限されていますが、残念ながら、放射性粒子の環境への拡散を止めることは何もしていません。これらの粒子は、土壌や水に浸み込み、空中に浮遊します。そこから、放射性粒子は植物、動物、海産物を介して、食べ物に入ります。従って、私たちは放射性粒子を、吸い込み、飲み、食べているのです。それから、さらに下水や水などに含まれることで広がります。個人的には、これらの源のいくつかは取るに足らない量に見えますが、組み合わさった累積暴露は非常に問題です。

放射線はどのように体に影響を与えるか

他の多くの汚染や毒素のように、私たちの遺伝物質、またはDNAが主なターゲットです。放射線は、DNAと直接相互作用してDNAの結合を壊したり、間接的にDNAの周りの水分子を破壊したりすることによりダメージを引き起こします。これらの水分子が壊れると、フリーラジカルが産生され、不安定な酸素分子が細胞と臓器にダメージを与えます。

細胞ダメーズが修復されないか、不正確に修復されると、ガンに変わるか、死または他の病気を引き起こす可能性があります。胎児または幼児の場合、突然変異は出産時異常または障害につながる可能性があります。

変異した遺伝子が、ストレッサー(ストレスの原因となる刺激)を介して活性化されガンになることよりも、むしろ、変異した細胞が新しい娘細胞に遺伝的なダメージを数十年も伝える可能性があることを忘れないでください。

何が安全か?

その影響がすぐに目に見えて現れないので、放射線は さまざまなレベルで安全だと、不正に主張する人がいるでしょう。被曝した人が、全て健康問題を抱えていないから安全だという人もいるでしょう。これらの放射線被爆は、細胞の強さと回復力によって、個々に影響を与えるのです。また、どのくらいの量を、どのくらいの期間被曝したかが重要です。食生活は、あなたの細胞の再生能力を決定する最大の要因になるでしょう。特定の食べ物は、放射線と毒性の化学物質によるダメージをよりブロックし、修復できるようにするでしょう。ジャンクフードは、あなたの細胞を弱くし、放射線によるダメージや突然変異に対して、より脆弱にします。放射線は、量が非常に小さくても、細胞の生物学的な変化を引き起こすことができます。これらの変化は、一般に見られ、人間の健康に影響を与えます。もっとも報告された人間の健康への影響は、人々が、核兵器の使用や核実験、事故、そして病院での放射線の使用で大量の(50レム以上)の放射線を受けた時です。

 結論)放射線被曝には安全な量はありません。安全で健康に保つための、防御法と修復する方法のみ存在します。

これらに関連した記事で、私はあなた自身と家族を安全で健康に保つ方法をお伝えします。

「低レベル」の放射線が意味することは何か?

「低レベル」の放射線が意味することは何か?長期間にわたる被曝はあなたに何をもたらすか?

ロバート・ギブソン医師

人間や植物、動物に対する放射線の影響は、過去100年にわたって、幅広く研究されています。研究の多くは、無力な子供や大人を、人間モルモットとして使いました。一般市民の激しい怒りを避けるために、真実が長く隠されてきた、非人道的な研究です。核技術を持っているすべての国が、この種の国民を使った非倫理的な研究に従事しています。

第2次世界大戦と核兵器の使用に先立ち、放射線はすでに人間で試されていました。囚人たちの生殖腺に放射線を浴びせたのち、彼らに子供を持つことを許した結果、ひどい出産児異常が起こりました。その後、障害児たちは、放射性粒子が加えられたオートミールを与えられました。ガンと他の細胞変異が一般的でした。

これらの研究は、核兵器を使用する前に、科学者たちがすでに放射線が悪影響を及ぼすことを知っていたことを示します。この時点でまだわからないことは、種々の用量の放射線の長期の影響でした。「被爆者」と「風下の住民」は、長期の放射線被曝を経験する、最初の大きなグループになりました。これらの地域の人々は、健康問題、出産児異常や遺伝子変異を厳密に監視されました。どれくらいの人が放射線にさらされたか、そして実際にどの程度の被害をもたらしたかが判明するのに、10〜15年かかりました。これらのグループのガンの発生、出産児異常、細胞変異が劇的に増加したことが明らかになってきたとき、隠蔽(いんぺい)が始まりました。

機密解除された政府の文書が、私たちに何が起こったのかを教えてくれました。最初の段階の一つは、すぐに目に見える有害な放射線ダメージを分類しただけでした。一般的に、これは50レムかそれ以上の量を意味します。遅発性のどんな病気の兆候は、放射線とは関係のない問題だと、虚偽の分類をされました。犠牲者たちは、彼らの問題は放射線によるものではなく、何か他のものが原因だと言われたのです。

Low Level Radiation

次に、「被爆者」や「風下の住民」が、他のグループに比べ、ガンや他の病気の増加があるかどうか確かめるために比較しました。以前のように、科学者たちは不正をしました。研究者たちは、知らずに放射線にさらされたグループを、意図的に選択したのです。核実験でさらされた人もいれば、放射性粒子が入っているワクチンをした人もいました。すべてのグループが放射線にさらされていたので、まるでガンや他の健康問題の発症の増加が全くないように見えました。問題を認めることは、政府に多額の費用がかかるのでしょう。あまりに多くの犠牲者がいました。そのため、彼らは自分たちがしたことに対する責任を取ることを拒否したのです。

実際には、ガンの罹患率は、放射線にさらされていないどのグループより、紛れもなく高かったのです。しかし、それは重要ではありませんでした。先例が設定されました。「低レベル」の放射線という新しい用語が、取るに足らない量をほのめかす目的で使われたのです。この「低レベル」は、現在は「安全で害がない」と考えられています。現在も未だに使われている「安全」だと考えられる放射線量は、この最初の嘘が起源です。「被爆者」と「風下の住民」の2つの初めのグループは、数十年間政府に嘘をつかれただけでなく、その嘘が認められる前に、彼らの多くが悲惨な死に方をしなければいけなかったことを忘れないでください。

低用量の放射線が、安全とは言えません。日本に住む市民の皆さんは、引き続き警戒し、「低レベル」の「安全」な量の放射線などないことを知らなければいけません。10レム以下の量でさえも破滅的です。この警告を無視しないでください。実際、この問題を十分に理解しないことが、あなたの未来を危うくするだけでなく、未来の世代も危うくします。

次の記事では、放射線に被曝し、近隣が亡くなっているのに、未だに生き延びて健康でいる人たちのその理由をお伝えします。今こそ、行動を起こしましょう!

*脚注:レム・・・線量当量(生物体における放射性粒子の吸収線量)の単位。1レム=10ミリシーベルト

 

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Dr Gibson Detox Webinar August 26 2016

放射線をめぐる論争はすべて政治的な見せかけである

ロバート・ギブソン医師

なぜ人々は、専門家であっても、放射線の影響について同意しないのでしょうか?簡単に言ってしまえば、政府が市民を実験用ラットとして使っていて、専門家たちは嘘をつくか代償を払わなければいけなかったということです。私たちが使っている、安心な放射線と考えられている現代の数値は、すべて、誤った情報に基づいています。誤った情報は、原爆の被爆者やユタ州の風下の住民へのダメージを隠すために作られました。政府の科学者たちは、データをゆがめて、「低レベル」の放射線被曝が原因の人間への影響は科学的に観察されなかったと言うでしょう。「低レベル」という用語の使用でさえ、取るに足らない量ということをほのめかすために選ばれました。

Danger Radiation

放射線が極端に高い量(50レムを超える放射線量)では、迅速な目に見える健康への影響を引き起こすことはわかっています。私たちは10レム未満で、その事実が本当でないとわかります。数十年間、公の場からすべてのデータが隠されているので、その事実はわずかにしか見えません。これがいつ放射線被曝を管理するか、いつ「安全」なのかの社会的決定を作る必要がある問題に入る意見と推測への道を開きました。しかし、これらの文書は現在公表され、米国議会、日本の国会、国連や何人かのアメリカ大統領がその問題を認めています。その事実は、彼らに犠牲者に何億もの賠償金を支払わせるほどです。それでも、彼らは現在の問題についても未だに嘘をついています。

放射線に関する嘘は、社会的、政治的、そして少し科学的です。低レベルの放射線は、安全とは言えません。私たちは、放射線に被曝した時、よく人間の細胞の変化を見ますが、それが意味することは悪いことなのでしょうか?それとも大した問題ではないのでしょうか?毎日何千ものダメージを引き起こす細胞内の相互作用がありますが、私たちは大丈夫だと考えます。追加される危険因子があると、私たちの危険性がより大きくなるというのが現実です。放射線と細胞との相互作用は、おそらく細胞にダメージを与えます。このダメージを私たちの体が阻止できるか修復できる程度は、私たちが大丈夫でもそうでなくても決まっています。複合した危険因子が、個人の最終的な健康を決定します。放射線だけではなく、細胞を変異させる可能性のある、あらゆる毒素の暴露を避けるべきです。放射線のダメージを阻止し、修復する食べ物を摂取していきましょう。

合法的に、人間を低レベルの放射線を被曝させた研究結果は一致しています。低レベルの放射線被曝によって、病気の罹患率は増加するのです。しかし、低レベルの放射線被曝による病気の減少を示す偽造の研究結果があることも忘れないでください。この矛盾は、物議を醸して、政府の隠蔽を助ける、計画的な偽情報です。私は、これらの記述が物議を醸す可能性があるが、この特定の隠蔽が、関与するすべての政府によって、すでに認められていることがわかっています。世界の政府は、汚染制御における失敗の隠蔽をし続けています。私たちは、真実を学び、可能な限り解毒するための、必要な健康予防措置をとることによって、この偽情報の犠牲にならないように選択することができます。

このような理由で、私はネオクレンズと90日間のデトックスプランを開発しました。私たちは、このプランが働くのを証明するために、血液検査を集めました。危険な毒素の血中レベルが減少する一方、必須ミネラルの吸収が上昇する結果が得られました。http://www.questgrp.net/jp/pod/

「風下の住民」と低レベル放射線にさらされることの破壊的な影響

私は、日本に住む人々に「風下の住民」の話をぜひ知って頂きたいと思います。あなたの将来に深く関係することだからです。

この話は私に深い感情を呼び起こします。私の両親、兄弟、いとこ、おば、おじは皆「風下の住民」でした。皆、政府が「安全」だといっていたレベルの放射能にさらされることで死にました。放射能はDNAを変異させ、ガンとなって現れ、私から大切な人々を奪って行きました。

「安全」な放射能というものはありません。全力を尽くして愛する人を守らないと手遅れになります。私はどうやって自分を守り、すでに受けた放射能に対処するかをお伝えするために来ました。私の家族に起きたことは、再び起こるべきではありません。悲劇が起こる前に皆さんを助けたいのです。

最初に、「風下の住民」とは何かをお話ししましょう。65年前ネバダ州ラスベガスの北西にある砂漠が核実験場として選ばれました。1951年1月27日、1000トンの爆弾が飛行機から投下され、フレンチマンフラットという場所の上空で爆発しました。これがネバダ核実験場で最初の大気圏核実験でしたが、その後何千回も繰り返されました。何万人もの人が、放射能の効果を知るために故意に放射能にさらされました。

キノコ雲が砂漠の空に出現し、放射性物質の混じった風が自分たちの住む街に吹いても、核実験について心配する住民はほとんどいませんでした。私は、みんな外に出て核爆弾の轟くような音と閃光を見に行っていたと両親から聞きました。そういった人々は、自分の死を招く原因を目にしていたとは思わなかったようです。

Atomic-test

住民はキノコ雲が残した、目には見えないものと毎日生活していました。ユタ州はネバダ州の東隣で、その南端は核実験場とほぼ同じ緯度です。そのため住民やコミュニティは、ガンや出生異常など、いつまでも続く苦しみや経済的な損失などによる悲劇に苦しんできたのです。

アメリカ原子力委員会は、1950年代に核実験は「十分に安全が保証された」状態で行っていると断言しています。
実験場の風下の住民は、そのことを最初は信じていました。政府を信頼していたため、まさか政府が住民の健康を危険にさらすなどとは疑いませんでした。しかし、実際は核実験は人にも家畜にも安全ではなく、原子力委員会はそれを知っていたのです。
1978年に機密解除された文書では、早くも1945年の段階で科学者たちは核実験の核分裂により放出される物質は人間には致命的であり、しかもその後何年もその影響が残ると知っていたのです。

核実験とはその危険性から「ドラゴンの尻尾をくすぐるようなものだ」と科学者に批判され、たとえ低レベルでもさらされれば細胞が変異し、がんなどの病気を起こすことが確かめられていました。高レベルの放射能であれば、すぐに放射線障害やガンを招くと科学者は分かっていたのです。広島と長崎の原爆によりその後起きた悲劇は、高レベルの放射線の結果であることは疑いの余地はありません。
しかし、科学者は異なる低レベルの放射能にさらされるとどうなるかについて興味がありました。低レベルとは、科学者にとっては、さらされてから何ヶ月も何年も変化が起きないレベルの放射能という意味でした。そのため、意図的に人間、植物、動物に様々なレベルの放射線をあて、何が起きるかを観察し始めました。核実験後の風に乗せて広げたり、オートミールなどの食べ物に入れて子どもに食べさせたり、放射能のワクチンをしました。モラルのない科学は常に悲劇を呼びます。

1953年に600人の観客が核実験の実施を生で見るために招待されました。爆心地から11キロほど離れた場所から爆発を見て、その後爆発した場所へと案内されます。放射能にさらされることで起きる、また将来起こるかもしれない取り返しのつかないダメージについて良心から警告する必要性を感じた科学者や医者はその地方にもいました。あとになって問題が起きること、何年も経ってから、次の世代やそれ以降に出現することもあると警告していました。

農場で働く人々に最初に放射線によるダメージが表れました。ネバダ州で飼育された2万匹の羊が放射性降下物にさらされ、顔や唇にやけどが見られました。これは、放射能汚染された草を食べたためです。流産する雌羊が多数現れ始め、羊毛がごっそり抜け、火ぶくれが見え始めました。新しく生まれる子羊は、死産となり多くは奇形でした。羊の半分を失う農場もでてきました。原子力委員会は、科学者に報告書を書き直すよう指示し、放射線による被害等については消去させました。

1955年、農場主らは核実験により動物が被害を受けたとして原子力委員会を告訴しました。農場主とその弁護士は、正義は勝ち勝利を収めると信じましたが、放射能障害の政府の研究データは裁判員により隠され、政府が依頼した専門家の参考人は放射線障害により羊は死なないと証言して、牧場主らは落胆することになりました。弁護士は、政府が自らと核計画を守るために噓をついていると裁判官に納得させることが出来ずに終わったのです。

ちょうどこの頃から、白血病などの放射能が引き起こすガンが、ユタ州とユタ州の南に位置するアリゾナ州、ネバダ州の住人に現れ始めました。
小児がんの患者などいなかった街に、1950年代終わりから1960年代初めにかけて患者が増え始め、1990年代までに人々は自分たちは羊のように実験台であり、被害者であることを自覚することになりました。核実験は風が東に吹くときに行われましたが、それは望ましい実験場であるユタ州とアリゾナ州に放射性降下物が行くようにするためでした。被害者は、核実験場の風下に住んでいたことを示す「風下の住人」という名称を受け入れました。

放射性降下物によるガンの発症率は、この風下の非常に広い地域で上昇しましたが、ガンだけが核実験の副産物ではなく、不妊、流産、出産時異常などもありました。こうしたことは、核実験場の風下に住んでいた人々の負の遺産となっていました。多くの住民が、あと何世代まで影響が及ぶのだろうかと危惧したのです。

1978年、原子力委員会のごまかしが公になりました。司法は、政府の弁護士および職員が意図的に虚偽を行い、欺き、法廷への犯罪行為を行ったと結論づける新しい判断を示しました。

1990年には、ジョージ・ブッシュ大統領が被曝補償法にサインし、核実験場の風下に住み、その結果健康を害した市民に補償を行いました。政府は、今では放射能はその地域にがんの多くを発症させたことを認めていますが、被害者への補償はごくわずかです。その法文には、「原子力委員会は、こうした人々に危険を行った責任を認めるべきである。そしてネバダの核実験場の風下に住んでいた無実の人々や動物は、意図せずに倫理に反する科学実験台にされた。」と記されています。
多数の科学者と政府は、風下の住民、ひいては世界中の罪のない人々を非倫理的な放射能テストに用いたのです。

最終的には、多くの人が政府とその放射能に関する政策に皮肉な、さめた態度を取るようになり、さらにこの問題を政府が扱うことで今だに患わされている人たちも多くいます。このことから政府の市民に関する決定に対して、市民はいつも用心深くなければいけないことが分かります。人々が「国の興味」のために犠牲になるとしたら、少なくとも市民が可能な限り自らを守れるように十分な情報提供が求められます。

子どものときに私が放射能について学んだこと、および医者として学んだことが、皆さんを私の家族が経験したのと同じ悲劇から救えたらと思います。 今日の講演の内容をみなさんが知っている人全員に伝えて頂ければ、私の家族の死が無駄になりません。

伝えることで、あなたの子ども、家族、友人、知り合いを助けてあげて下さい。情報をシェアして、手遅れになる前に放射性物質を解毒する方法を伝えて下さい。